油絵や彫刻、モノづくりなどを趣味とされているかたは、専用の部屋を持つことってあこがれますよね。
私も長年夢であった趣味部屋を、最近実現することが出来ました。これから新築を考えている人や、部屋の改造を考えている人などは参考にしてみてください。
趣味部屋の作り方
私は趣味で絵を描くのですが、趣味だけの部屋を作ることはなかなか予算的に厳しいものです。
そこで、自分の部屋をアトリエのように作りました。
汚れ対策
趣味部屋兼、自室なわけですから、やはり完璧に趣味部屋になってしまっては落ち着きません。
大事なのは汚れの対策です。
私の場合は油絵を描くので、独特のにおいが部屋に充満してしまい、さらに絵の具で周りが汚れてしまいます。
そこで、ある程度、床や壁が汚れても、掃除がしやすい合成樹脂を使用し、こまめな掃除をしています。
これが木材などになると、もう汚れは落ちないと覚悟したほうが良いでしょう。完璧な趣味部屋であれば良いのですが、草でない場合は汚れが落ちやすい材質を選ぶことをおすすめします。
照明
絵を書く人や、プラモデルを作る人、そのほか「色」が必要な趣味の場合、部屋の明かりは白い蛍光灯が一番です。ここをカッコイイ部屋を目指し間接照明やオレンジのライトにしてしまうと、色味が判りにくくなってしまいます。
しかし!眠る部屋にあまりに白々しい蛍光灯だけでは落ち着きません。リラックスタイムももう少し柔らかな光が欲しいところ。
そこで、天井の照明は蛍光灯ですが、別途間接照明を設置することにしました。
寝る前のリラックスタイムや書斎として使うときは間接照明を使い、アトリエとして使うときは絵の具の色が変わらないように蛍光灯を使うのです。
間接照明は通常のライトをおき、その前に絵をおくことでぼんやりとした間接照明が出来上がります。
こちらに間接照明のつくりかたがまとまっていますので参考にしてみてください。
新築はあせらず慎重に!
ここまで、趣味部屋の話をしましたが、すこし新築の購入について自分ごとを紹介したいと思います。
私は今から約5年前に縁もゆかりもない土地に新築一戸建てを購入しました。
それまで住んでいたのは地元の市内中心部にある4階建てのアパートでしたが、当時娘が3歳で息子が1歳、アパートの部屋では手狭に感じてきていたのでした。
それに資産にもならないアパートに、いつまでも家賃を払い続けることにも疑問を感じたため、私と妻は家を建てる決心をしたのでした。
私の妻はインテリアデザインを専門学校で学んだ後、地元では大きな家具販売会社に就職し、その後アンティーク家具店へ転職しました。インテリアだけではおさまりきれず、住環境や建設そのものに興味が広がっていき、CAD試験の1級合格を取得した後、建設会社に就職したのでした。
そんなこともあって、妻は特に家にはこだわりをもっていて、何社か住宅メーカーや展示場を回る前に、すでにお願いしたい住宅会社があったのでした。
その会社は注文住宅専門の会社だったので、打合せが毎週のようにありました。
我が家のこだわりポイントは、まずフロアの床がすべて天然木材を使用しています。薄い木に木目をプリントした床もあるのですが、それは価格が安い反面、見た目も安っぽく、子供たちに木のぬくもりを感じてもらいたいとの思いから、我が家のフロアを天然木にしたのでした。
また、つまはCAD資格を持っているため、建築図面を頭の中で立体的に読み取れるため、図面を見ながらの打合せ段階で、リビングに置く家具の高さを天井ギリギリに、また冷蔵庫の横幅もギリギリに、わざとコンパクトに設計しました。
我が家は打合せだけで半年以上かかり、土日の休みも返上してがんばってきました。子供たちは私や妻と遊べないことに残念そうでしたが、そうした時間に見合うようなこだわりの家ができたと思っています。
家というのは、日々を暮らす空間。妥協せずに、しっかり打ち合わせをして、理想の家を作りましょう。
最終更新日:2013年12月9日