インテリアには、なにかとお金がかかるもの。
たとえばリビングに絵を1枚飾ろうとしても、「それなりのものを」と考えるなら、リトグラフでもすぐに10万円ぐらいしてしまいます。
コスパの良い観葉植物で部屋に彩を
その点、私が安上がりでしかも効果的だと考えるのが、観葉植物です。大型の観葉植物でも1万円か2万円出せば、かなりのグレードのものが手に入ります。植物ですから立体的に、そしてやさしく部屋を飾ってくれるのです。
観葉植物を選ぶなら
わが家では、すべての部屋に観葉植物を置いています。メインのリビングには、フィカスアルテシーマの大鉢とポリスキアス(ポリシャス)の中鉢。寝室には落ち着いた葉色のコーヒーの木、玄関には定番のアジアンタム、洗面所にはポトスライムといった具合です。
お部屋の雰囲気、育てやすさ、そして見た目。それらを総合して1番ぴったりな1本を見つけましょう。大型のお花屋さんや、園芸センターなど、種類の多いところへ行くときっとお気に入りの観葉植物に出会えます。
フィカスアルテシーマ
ポリスキアス
コーヒーの木
アジアンタム
ポトスライム
また、リビングのシェルフには、「ハイドロカルチャー」という特殊な水栽培のミニ観葉を並べています。これは土を使いませんので、清潔。台所にもパキラのハイドロカルチャーを置いています。つまり、食品を扱うシーンにも安心して置ける観葉植物と言っていいでしょう。
観葉植物の飾り方、育て方
観葉植物には、耐陰性の強いものと弱いものがあります。室内でもじゅうぶん管理できるものと、ときどき日光浴させなければ弱ってしまうもの、ということ。
ですから、その点を注意しないと、せっかくリビングに大鉢を置いても長持ちしないことになってしまうのです。大鉢は、「ときどき日光浴」というわけにもいきませんので、その点だけは購入時にお店の人に確認したほうがいいでしょう。
また、私のこだわりは、鉢のグレード。室内でインテリアの装飾として植物に活躍してほしいわけですから、プラスチックの鉢では「残念な感じ」になってしまいます。
テラコッタや陶器の鉢は、特に大鉢だとけっこうな価格になります。植物よりも器のほうが高い、と考えていかもしれません。けれど、絵画1枚に10万円かけることと比較すれば、むしろリーズナブルだと私は思っています。
もう1つ。大鉢、あるいは中鉢ぐらいの観葉植物は、土の表面に「バークチップ」を敷くようにしています。バークチップは砕いた木のかけらですが、それを敷くことで「土がむき出しにならない」という視覚効果があるのです。
植物管理で気をつけたいのは、「水やりをした際、鉢の下の受け皿に水を溜めない」ということ。皿に水が溜まっていると、根が弱る原因になるのです。
ですから、ちょっと手間でも、皿に溜まった水はそのつど捨てるようにしたほうがいいでしょう。
適材適所、そして鉢に凝ること。これがインテリアグリーンのコーディネイトのコツだと思います。
最終更新日:2013年10月25日