賃貸アパートに住んでいます。アパートなので、同じ建物に別な世帯が入っているわけで、「知らない人」が階段を上って行っても「不審」とは言えない状態です。
上の階の住人の知り合いかも知れませんし、あるいはアパートを探しに来た人かも知れません。この「誰が敷地内に入ってきても、変では無い」状態は、泥棒にとっては「下見がしやすい」「侵入しやすい」環境だと思います。
そんなアパートだからこそ、防犯対策は必要です。我が家の防犯対策で行っていることを紹介したいと思います。
アパートでの防犯対策
一軒家と違い、人が入らないようにする防犯対策は出来ません。しかし、普段のちょっとした心がけが、防犯につながるものなのですよ。
知らない人にも挨拶を
毎日出来る防犯対策として、知らない人を見かけた場合、まず声をかけてしまいます。と言っても、にっこり笑って「こんにちわ」と言うだけですが。
あまり都会では無い話かも知れませんが、別に変な事をしているワケではありません。(本来、挨拶とはそうしたものですし。)
しかし、相手が「下見に来た空き巣」などの場合、かなりイヤな状態と感じるはずです。まず「顔を見られた」と思うはずですので、侵入を断念する可能性が出てきます。
そもそも、近所づきあいが盛んな土地では、空き巣は仕事がしづらいはずです。留守宅に侵入して物色中に、「留守のはずの隣家から変な音がする」などと、警察に通報されるのはマズい話でしょう。「この辺は仕事がしづらそうだ」と思って貰うのが第一の防衛策と思います。
裏口は“人の気配”を作る
あとは、「目立たない侵入口の警戒」をしています。
私は、建物の一階部分に住んでいますので、正面から見えない「裏側」の窓から侵入される可能性が高いと思っています。
うちもそうなのですが、建物の裏側というのは、隣接する建物と敷地を分けるブロック塀やフェンスがある場合が多く、狭い通路状になっているケースが多いです。
この場合、何かに使える広さはありませんので、物置になっていたり、草ぼうぼうのままで放置されていたり、と、人は通れるが、めったに通らない
という、侵入口としては「うってつけ」の状態になってしまいます。
これはもう「ここから入ってください」と言っている様なものなので、まず、片付けが必要です。
なるべく見通しが良くなる様に、しょっちゅう「人が来ている」印象を受ける様に変えなければなりません。サンダルを置いたり、観葉植物とじょうろなどを置くのも良いでしょう。
なにしろ、ブロック塀が「目隠し」になってしまいますから、人目につかない様に狙った家へ近づくには最適です。
しかし、その状態で「中から人が出てきた」とか「窓が突然開いて、顔を見られた」となると、一転してマズい状態になります。「誰ですか、あなた? 何故、こんな所に?」と詰問され、逃げ出す事になるでしょう。
空き巣は、強盗と違って「リスクを取らない」タイプの犯罪者ですから、「リスクが大きい」と感じれば、そこは狙わなくなる可能性が高いと言えます。
みなさんも、人の出入りできるアパートに住む場合は、身近に出来る防犯を心がけましょう。