一人用の部屋に住まわれる方は、それほど広い間取りではない場合が多いと思います。だからこそ空間はなるべくスッキリと見せたいですよね。
家具類は一人分だから少なくて済む、というわけでは必ずしもありません。必要な物はどうしても置かざるを得ないでしょう。なので、その形や配置が大切になります。
スッキリとした部屋に見せる家具選び
たとえば物を置く棚なら、ボックス型のキャビネットよりは、向こう側が見えるタイプのラック/シェルフを選ぶのがおすすめです。
素材は木製でもスチール製でも構いませんが、黒や焦げ茶などの濃い色よりは、なるべく明るい色合いの物がいいでしょう。こうして他の家具も色を揃えていくと、部屋全体のイメージが軽量化しますよね。
ベッドも同様で、木製のどっしりした物や収納付きの物よりも、簡易フレームや脚付きマットレスタイプの物を選んだほうが、下がすっきりと見えます。また場所もとりません。
家具の中も意識して空間をあけ、物を詰め込みすぎないことが大切です。ラックならば、一段のうち上三分の一は隙間を空けて物を置くようにすると、見た目に圧迫感がありません。
もちろん、一人部屋の広さに合わせると、置く物はできるだけ少ないほうがいいかと思います。物が多すぎないかのチェック方法としては、部屋のドアを開けて、まず目に入った全体の印象を基準にするのがいいでしょう。
空間を上手に取ることで掃除も楽々!機能的。
空間をあけておくことはお掃除にも便利です。可能ならば、できるだけ家具の脚にキャスターを取り付けておくのがいいですよ。
掃除機をかける時にも動かすのが楽ですし、家具を普通に設置するより、キャスターが付いているほうが安定性がよく、地震の際などにもちょっとした対策になります。
家電類は、製品規格やコンセントの位置の関係でなかなか置き場所の融通が利かない物なので、やはりその他の家具で全体を調整するのがいいと思います。もちろん、造り付けの収納を上手に活用するのはマストですよね。
ポイントのまとめ
今までの話をまとめるとポイントは以下の3つ。
●家具は「見た目が軽そうなもの」を選ぶ
●詰め込みすぎずに空間を取る
●床に接地しているものは最低限に!
もう家具は家にある!という方は、その配置や、物の置き方を工夫することで、すこしでもスッキリとした圧迫感の無い部屋を目指すように心がけましょう。
このように、見た目や機能性を工夫すると、自ずと暮らしやすい空間ができるはず。
煩雑になりがちな一人暮らしを、お部屋からキレイさっぱり変えてみてはいかがでしょうか。
最終更新日:2013年10月28日