北欧好きにとってはもはや当たり前。
そうでなくても、多くの方がご存知であろうマリメッコ。かわいいファブリックが豊富で、鮮やかな色と大胆な柄が特徴的・・ということはもおう皆さん承知のところでしょうが、そんなマリメッコについて、今日はもう1段詳しく紹介したいと思います。
マリメッコとは
マリメッコとは、フィンランドで1951年からスタートしたアパレル企業です。
日本では「ファブリック・インテリア」というようなイメージが強いので、「アパレル」というとちょっと違和感があるかもしれません。
しかし、創業当初から素敵な生地で洋服を作り続けてきたこのブランド。「マリメッコ」という名前も「小さなマリーのためのドレス」という意味なんですよ。
そんなマリメッコが大きくなったのは1960年。ある有名な方がここのドレスを着ていたことでよく知られるようになりました。
その当時はちょうどアメリカの大統領選挙で、ドレスを着ていたのはケネディ大統領候補の夫人であるジャクリーン・ケネディさん。きらびやかなドレスではなく、“普段着られるドレス”というカジュアルな印象が、華やかさと親しみやすさが必要な大統領夫人にはぴったりだったのだと思います。
マリメッコのデザイン
マリメッコの特長はなんといってもその個性豊かなデザイナーたち。
もともとこのマリメッコも創業前にマイヤ・イソラというデザイナーにデザインを依頼したところ、とっても鮮やかで斬新なものが上がってきたそうで、“これはいける”と思った創業者がブランドとして確立したことが始まり。つまりデザイナーあってのブランドなんです。
1番有名なのはやはり「ウニッコ」でしょうか。
こちらももちろんマイヤ・イソラさんがデザインされたものです。長い間愛されているんですよね。
日本人デザイナーも活躍
実はそのデザイナー陣のなかに、日本人デザイナーもいるんですよ。
FUJIWO ISHIMOTO(石本藤雄)さん。マリメッコのなかでも300種類ものデザインを生み出している方です。植物、花、フルーツなど自然のものを、鮮やかで大胆に、しかしとっても繊細にデザインされるというイメージです。とっても素敵ですよ。
MASARU SUZUKI(鈴木マサル)さん。彼の描くデザインはまるで絵本。絵本のページをめくるような、ストーリーまで感じるようなテキスタイルをデザインされています。実際、マリメッコと同じくフィンランド出身のムーミンとコラボレーションしていたりするんですよ。
他にも、MASASHI KONDO(近藤正嗣)さん、自然を愛する彼のデザインは、まるで金平糖のような素朴で優しいイメージ。マリメッコのなかの柔らかな部分を担っているという印象です。
MAI OTA(大田舞)さん、彼女はファッションデザイナーで、素敵な色の配色のタイツ、靴下などを生み出しています。
お店に行って、フィーリングで好きな生地を見つけるのもよし、好きなデザイナーさんを探して、そのこだわりや背景まで知るのもよし、楽しみ方は色々ですよね。
続いて、マリメッコを取り入れた生活、マリメッコを買える場所の紹介です。特にフィンランドの方は、地元のブランドであるマリメッコを上手に生活に取り入れています。真似できるポイントがたくさんありますので、チェックしてみてください。
最終更新日:2014年3月26日