震災後、家の傾きはゆっくりと来た

我が家は築17年の木造住宅で、半地下のある3階建てです。東日本大震災の前年に中古で購入しました。購入時はリフォームもされてすべての部屋の壁紙が新しく、とてもきれいな状態でした。

住み始めて半年がたったある日、東日本大震災は起こりました。我が家のある地域はおよそ震度5弱の揺れでしたが幸いなことに押入れの荷物が崩れ落ちてきただけで、大きな被害もなく非難することなく自宅でそのまますごすことができました。近所では瓦屋根が崩れ落ちたり、壁に大きなひび割れが入ってしまった家もありました。

震災から数年後、家の傾きを感じる

katamuki

震災後はたびたび余震がありましたが、とくに気になることもなく、損保会社からの通知にも返信するほどのこともないかとそのままにしていました。
しかし、震災から数ヵ月後、損保会社から電話連絡があり、家の被害状況を見てもらうことになり、状況が変わりました。検査の結果、土台や壁などにたくさんの小さなひび割れが見つかり、それなりの補償金がもらえることになりました。

それから3年が過ぎた今。玄関のドアが開きづらくなりました。和室の障子が閉めても隙間が空いてしまいます。どうやら家が少し傾いているようなのです。気がついたのは震災から1年が過ぎた頃でした。部屋を暖房しているのになかなか部屋が暖まらず、原因を探っていたところ、障子の隙間を発見したのです。

震災直後から続く余震や新たな大きな地震が原因でしょうか。それとも震災のときにすでに傾いてしまっていたのかもしれません。玄関のドアが開きづらいのもそのせいだと考えられます。
また、我が家の玄関は吹き抜けになっているのですが、玄関の壁にもいくつか新たなひび割れができています。家の中の様々な壁にもひび割れが増えたような気がします。

このまま住み続けて大丈夫なのかという不安な気持ちが湧いてきます。いつかまた大きな地震があったら、今度こそ家が倒壊してしまうのではないかと思うと不安でなりません。まだ30年近く住宅ローンも残っていますから、なんとか現状を維持して住み続けていきたいのですが、もしそうなってしまったらそんなこともいっていられなくなってしまいます。
障子の隙間は、ホームセンターで購入した隙間テープでふさぐことができましたが、玄関のゆがみはいかんともしがたい状態です。このまま住み続けるのであれば、いくつかの修復をしなくてはならないのでしょう。

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まるさん / 栃木県
公開日:2014年9月19日