ベランダ園芸・ガーデニングで「納得の景色」を作る、植物コーディネイトのコツ

マンションのベランダでガーデニングをするコツの紹介です。

私はマンション住まい。もともと夫婦と子ども2人の4人家族でしたが、子どもたちが独立して、今は夫婦2人の暮らしになっています。

夫婦そろって園芸好きなので、マンションを買った時からベランダ園芸を始めました。

ベランダ菜園、園芸、ガーデニングは、最初が肝心です。これから始めようという方は、ぜひプランニングの参考にしてみてください。

ベランダ菜園・園芸・ガーデニングを始めるコツ

そもそも、園芸をやるのに好適なベランダを持つ物件を選んだ、と言ってもいいのです。日当たりはもちろんですが、ベランダに奥行きがある程度あることを重視しました。いくら広いスペースがあっても、ただ横に長く、奥行きがないベランダでは、「きれいな景色」を作りにくいからです。

ベランダガーデニングphoto by David Paul Ohmer

どんな景色を作りたいか考える

私たちがコンセプトにしたのは、その「景色作り」。
花好きな人がガーデニングをするときに陥りがちなのが、「まとまりのない、ごちゃごちゃした散漫な庭」でしょう。園芸店に行くたびに、「これ、きれい」「あれもすてき」と、衝動買いを繰り返し、庭やベランダにただ鉢やプランターを並べている人が、実際にはかなり多いように感じます。

もちろん、それも園芸の楽しみ方の1つではあるでしょう。けれど、たとえばリビングから眺めて「いいなあ。きれいな庭ができたなあ」と、景色を楽しむことはできません。

グリーンのベース作りからスタート

そこで、おすすめしたいのが、まず、グリーンでベースを作ること。色とりどりの花よりも先に、葉を楽しむグリーンを全体に配置して、そのあとで花をコーディネイトしていくという方法です。

グリーンベースphoto by Pretty Poo Eater

グリーンは大別すれば「木」と「草」があります。最初に「シンボルツリー」、つまりベランダの景色の中心になる木を決めると良いでしょう。うちではアオダモをシンボルツリーにしていますが、ほかにもトネリコやオリーブ、ヒメシャラ、和風にするなら楓などもおすすめです。

シンボルツリーをまず、ベランダの端に置きます。そして、次に「草」系のグリーンを配して行くのです。ひと口に「グリーン」といっても、たとえばグレコマやプミラのような這うタイプのもの、シュガーバインやハートカズラのような垂れるタイプのもの、ギボウシのような葉が大きくボリュームの出るもの、あるいいは丈のあるものなどなど、さまざまなタイプがあります。

また、色もさまざまで、最近人気のヒューゲラのようにカラフルなグリーンもありますから、好みとベランダの環境に合わせて選べば良いでしょう。

グリーンだけ並べた段階で「大失敗」、ということはまずありませんから、自由な発想で並べていきましょう。

緑の庭に花を追加

こうして「緑の庭」をまず作ってしまうのです。それが納得できる景色になったら、そこへ花を加えていきましょう。最初は宿根草や多年草よりも、1年草をおすすめします。つまりワンシーズンだけ楽しむ花です。今の季節なら、園芸店にパンジーやビオラがたくさん並んでいます。代表的な1年草です。

ベランダ菜園photo by BRFKlätterträdet

1年草がいいのは、花の時期が終わればそれでおしまいになること。つまり「ちょっと合わなかったな」と感じたら、翌年、その反省を生かして、別の植物に代えることができるわけです。

絵を描くのが好きな人なら、「理想の庭」の絵を、実際に描いてみるのもいいでしょう。イメージがまとまりやすいと思います。

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ユトリロさん/埼玉県/3LDK/夫婦2人家族
公開日:2013年10月22日
最終更新日:2013年10月25日