我が家は、北米系の輸入住宅です。そのため、家の外観と内装には拘りを持っています。
特に、面積の少ない部分の壁を少し上質なものにしてみたり、大きい面の場所は、基本的な住宅の壁色である「白やクリーム色」以外の少し明るめな色を選ぶなど工夫すると、お金がかかりすぎず素敵なお部屋に仕上がりますので、参考にしてみてください。
海外のお部屋の色使い、柄使いを参考に。部屋のテイストやテーマを決めるのがおすすめ
色々なテイストが大好きな私たちは、部屋やスペースごとにテイストやテーマカラーを決めて、内装をお願いしました。
こだわり壁紙は布クロスがおすすめ
国産住宅では、内装の壁は殆どが白系統のビニールクロスだと思いますが、私達は海外インテリアや室内装飾の雑誌を参考にしてクロスを選びました。
ちなみにビニールクロスとクロスの違いは以下のような感じです。
ビニールクロス 壁装仕上げ材の一種。ポリ塩化ビニール樹脂をシート状にし、紙で裏打ちして表面に型押し加工やプリント加工などを施したもの。耐水性が高く、壁装仕上げ材の主流となっている。◇和製語。ビニール(vinyl)+クロス(cloth)。「ビニルクロス」「ビニール壁紙」ともいう
クロス 織物壁紙(布クロス)とは、織物、編物、不織布、フェルトなどを紙で裏打ちした壁紙のことです。最も一般的なものはレーヨンを使った壁紙ですが、麻や綿の素材感を生かしたもの、絹織物のような高級感のあるものなど、バリエーションは豊富にあります。
ビニール素材のものよりも、ナチュラルな質感で、高級感のある布クロス。壁紙はお家の面積の大部分を占める場所ですので、これだけで一気に家がグレードアップします。
各場所ごとに壁紙をチョイス
一階は淡いクリーム色のクロスをホールにあしらい、階段室の踊場で見切りを入れてそこから二階部分の廊下等には淡い水色のクロスを貼っていただきました。汚れが目立つこともなく、好きな色だと飽きることもなく落ち着きます。
各部屋もテイストに併せて好きなクロスを貼っていただくつもりにしていました。特に英国調にしたかったリビングは、グリーン系のウィリアムモリスのクロスにしたいと思っていました。
ウィリアム・モリスは1800年代に活躍したインテリアデザイナーで、「美しいと思わないものを家においてはいけない」という名言を残した方。ナチュラルな色使いがとっても素敵なんです。
・・・ところが、想像していた予算をはるかに上回ってしまいそうでしたので、ここは、標準仕様のクロスの中から淡いグリーン系を選ぶことにしました。ダイニングも寝室も同じようにして、追加料金のかからない範囲で個性あるクロスを選び、施工していただくことにしました。
こだわる部分を絞って決める!素敵に見える家のポイント
そして御手洗や洗面所など、狭いスペースの壁紙には、少しお金をかけてエレガントなデザインのものを施工していただくことにしました。水周りは、どうしても生活感が出易い場所でありながら、お客様がほぼ必ず利用される場所です。ここだけは豪華で素敵にしておくと、家全体の格があがったかのような良い印象を作ることが出来ます。狭いスペースなので、当然追加費用も少なくて済みます。
同様の考えで洗面所周辺のタイルやキッチンのタイルもドンとお金をかけておしゃれなものをお願いしました。特にオープンキッチンである我が家は、見せるキッチンを目指していました。ここはアンティークのキッチンツールなども飾り、毎日の家事が楽しくなる場所にしました。
また、部屋の突き当たりの壁にはところどころに大きなミラーを掛けました。これをすると、目の錯覚で狭い場所にも奥行きが感じられ、家そのものが広く見えるのでお薦めです。小さいお子さんがいらっしゃるご家庭でしたら、危険防止のためミラーは大人の目線の高さあたりにもってくると良いと思います。
最終更新日:2013年10月28日