和室を洋室に。リフォームの種類と費用。

和室は独特の趣と雰囲気があります。和室にいると落ち着く、と感じる方も多いでしょう。
しかし一方で、ライフスタイルが変わり洋室の方が使いやすい、メンテナンスが楽、などの理由で洋室へのリフォームを希望する人も少なくないようです。
和室を洋室に変える場合は、どのような工事が必要になってくるのでしょうか?

なお以下に挙げる金額は、八畳間の和室を洋室に変えると仮定した場合のものであり、また、あくまで目安です。
使用する建材や建物の状態、部屋の広さなどによって、費用は大きく変わってきますので、あらかじめご了承ください。正確な予算を知りたい場合は、専門の業者に見積もりをお願いする必要があります。

洋室リフォームの種類と費用

floorings

床を畳からフローリングに変えると、一気に洋室の趣になります。
畳のダニが気になる、車いすを使う必要があるなど、畳をフローリングにしたいために和室をリフォームするケースも多く、そのため壁などの工事は行わずに、床だけをフローリングに変えて終了、という場合も少なくないようです。
このような工事を行う場合、単に畳を取り、フローリングを敷いたら終わりというわけではありません。畳はフローリングよりも厚いため、和室と洋室では下地の構造が違うのです。床の高さを調整するために、補強工事を行う必要があります。
フローリング自体の価格に加え、工事費はおよそ10~15万円ほどになるのが一般的なようです。

フローリングと断熱材

tatami

また、畳自体に断熱効果があるため、下地に断熱材が入っていないことがあります。フローリングにする際には、断熱材を入れる工事も行ったほうがいいでしょう。
加えて、床下や根太などが激しく傷んでいた場合は、その補修も行うことになるでしょう。事前の打ち合わせでは傷み具合がわからないことも多く、見積もりには記載できなかった費用がかかる場合がありますので、注意が必要です。
ちなみに分譲マンションで、畳をフローリングに変えるリフォームを行う場合は注意が必要です。管理組合によって、フローリングの遮音等級が決められていることが多いためです。当てはまる場合は、あらかじめ確認された方がいいでしょう。
一軒家であっても、上階の部屋をリフォームする場合は、同じくフローリングの遮音等級に注意した方がいいでしょう。
畳にはある程度の防音効果があるため、和室の時には気にならなかった上階の足音が、フローリングにした途端、うるさく感じられてしまう可能性があるのです。

壁天井のリフォーム

もちろん床だけではなく、壁や天井までリフォームするケースも多く見られます。壁や天井をリフォームすることで、部屋がより洋室らしくなり、統一感も出るでしょう。リフォームしたことを一層実感できそうです。
和室の壁は、柱が露出していることが多いのですが(真壁といいます。柱が見えない状態の壁は、大壁といいます)、この柱が見えないように工事をした上で、クロスを貼って洋風の壁にします。クロスを貼るほか、漆喰や珪藻土などを塗って、洋室らしく仕上げる場合もあります。
ちなみに珪藻土とは、植物性プランクトンが化石化したもので、高い調湿性や独特の見た目などから注目されている建材です。
クロスを貼る場合はおよそ10~20万円、珪藻土で仕上げる場合は20~30万円ほどの費用がかかるようです。

クローゼット

kurozeto

和室にはつきものの押入れですが、洋室にするなら、クローゼットにした方がより便利です。
中の段差を取り払い、仕切りやハンガーポールなどを好みに合わせて取り付けます。およそ20万円ほどの費用がかかるようです。
また、同じく和室によくある床の間も、クローゼットにしたり、棚を取り付けたりすることができます。
ちなみにクローゼットへのリフォームの際には、調湿建材を利用すると、クローゼットに湿気がこもるのを防ぐことができ、中の衣類などをカビから守ることができます。

襖→引き戸

和室の場合は、出入り口が襖になっていることが多いことでしょう。どうせですから、この襖も洋室に似合うものに変えたいところです。
洋室に合うような引き戸にすれば、使い勝手が変わりませんし、工事も比較的簡単です。
開き戸にしたい場合は、開閉の際にスペースが必要になることに注意しましょう。
扉のグレードなどにもよりますが、およそ10~20万円ほどで交換することができるでしょう。

また、和室を洋室に変えた場合は、家具や照明などを買い替えることが多いのではないでしょうか。
その場合は、工事や建材にかかる費用だけで予算がなくなってしまわないよう、余裕を持った計画を立てることが必要です。

せっかくリフォームするのなら、「思い切って洋室にしてよかった!」と思えるような内容にしたいところ。どのような部屋にしたいのかを考え、納得いく改修ができるようにしたいものです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
公開日:2014年10月4日