いつのまにかあふれている便利な日用品の数々。それは本当に必要ですか?あればあったでとっても便利なのですが、もし持っていなくてもなんとかなってしまうのでは?そんな方におすすめしたい、シンプルライフの実践方法です。
必要最低限のモノでシンプルライフを送る方法
ちょっと昔の昭和の生活をお手本に、荷物の少ないシンプルライフを実践してみませんか?
- 本当に必要なものなのか、なかった場合の生活をイメージしてみる
- 便利グッズを使わないで生活してみましょう
- 使わない生活に慣れたら売ってしまうのも手です
メリット
この方法では、こんなメリットがあります。
- 生活全般に創意工夫をするようになる
- 以前よりも頭や手を使うので認知症の予防にも
- 荷物が減って収納スペースが増えます
ただ物が減って部屋がキレイで嬉しい!というだけではないのです。
本当に必要か?と見直すクセを
たとえば野菜の皮むきが楽になる道具、油を使わないで熱風で調理する機械、自動でお茶やコーヒーを淹れられる機械。
これらの便利な製品は、購入すれば生活をある程度豊かにしてくれるという面もあり、買って良かったと思うものもあるでしょう。
でも、もしなくてもなんとか生活できてしまうものなら、手放すことによって得られるものも多いのです。いくらなんでも、もう洗濯機や冷蔵庫のない生活には戻れませんが、あまりにも便利なグッズに囲まれていると、自ら考えて行動する能力が減退してしまいます。「とりあえず、今あるものでなんとかする」という能力は、大災害が起こったときに必ず必要な能力なのです。
シンプルライフは非常時の生きる知恵にも
“簡易トイレ”として薬局などで売っている製品がない場合でも、人は誰でもトイレに行きたくなります。そんなときに靴を買ったときの丈夫な空き箱とゴミ袋を利用して簡易トイレを作ることができます。
万が一の大災害により停電が続いた場合、運悪く蝋燭も懐中電灯もない、という最悪の事態になった場合、サラダオイルとジャムの空き瓶などを利用してランタンを作ることができます。蝋燭の芯にあたるところはティッシュペーパーのこよりで代用できます。
ふだんの生活においても「今あるものでなんとかする」ということをやってみましょう。電動泡たて器がないなら手動で、ピーラーがないなら包丁で、納豆かき混ぜ専用お箸がないなら普通のお箸でも同じ作業を行うことは可能です。違いは、時間がかかるかかからないか、自分が疲れるか疲れないか、よく考えてみればたったそれだけのことなのです。
荷物が少なければ引っ越しも楽ですし、日用品が減れば好きな洋服や靴の収納場所も増えて気持ちも豊かになりますよ。