シンプルに生活できたらいいけど、何を捨てたらいいのかわからない。何が必要で何が必要でないのか、見極めるのが難しい。
そんな風に考えて、結局は物がどんどん増えて行ってしまう・・そんな経験はありませんか?
必要最低限で暮らすシンプルライフ
昨年から夫の海外赴任に同行して始まった海外暮らし。その生活の中で驚くべき発見がありました。
この土地に永住するわけではないので、そんなに多くのものは必要ないと考えてスーツケースに入るだけの荷物を厳選し、いざ始まった海外生活。必要なものは現地で調達すればいいと思っていたものの、実際に生活してみると、ほとんど購入することなく1年が過ぎようとしています。一時的な海外生活で見えてきたものは、生活に必要なのは本当にわずかなものであるということ。洋服や下着、食器や調理器具など毎日の生活で必要なものであってあっても、洗って使用できる物であれば必要なのはほんの数枚です。
シンプルに生きるポイントは物の用途を限定しないこと
でもここで大切なのが、今持っているものがどれだけ広く活用できるかということ。
食器ひとつにしても、いろいろな用途で使えるものを厳選する事です。「これは何用」と決めつけてしまうと、どんどん増えて行ってしまう食器や調理器具もちょっとした工夫や想像力で、一つで何役もこなす優れものになります。洋服も同じで、「この服はこれと合う」と限定して考えるのではなく、自分の持っている服をイメージしてどれだけのバリエーションを楽しめるかを想像します。何かを購入するときや、持ち物を整理して何を手元に残そうか選ぶときに「これはどんな使い道があるのか」と色々な状況を思い浮かべてみることです。
我が家のクローゼット、キッチンにはそうして厳選されたものがほんの少し収納されているだけですが、「あれがなくて作れない」「あの服がないのでこれは着られない」というものはひとつもありません。
振り返ってみると日本にいた時は「かわいい」「欲しい」というだけで購入していたものが多かったように思いますが、何をするにも頭を使う海外生活で、自分の持ち物に対してもその実用性や利便性をじっくり考えるようになりました。
掃除も楽に!
結果として少ないもので様々な場面に対応できるようになり、本当に持ち物が少なくなりました。
物が減ると収納スペースも減るため、家の中もスッキリ。掃除もしやすくなるため、家事の時間が短縮できるだけでなく、いつも清潔感があり居心地の良い部屋になりました。
海外生活で培った、持ち物を厳選する習慣。日本に帰国したら以前よりシンプルな生活ができそうです。