私は約2年前まで東京の新築マンションに住んでいました。しかし、既成の間取りや設備がどうにもしっくりと来ず、6年間暮らした後、そのマンションを売却し中古マンションを購入してリノベーションするという選択をしました。
既存の部屋に満足出来ないならリノベーションがお勧め
マンションの部屋の躯体だけを残し、ゼロからすべてを自分仕様に作り上げました。リビングは20畳以上、玄関とトイレと洗面所は広く、照明はダウンライトと間接照明のみ、テレビの配線やパソコンの配線やキッチンのごみ箱など見苦しいものはすべて隠すなど、数えきれないほどの希望で実現可能なものをすべて盛り込んで部屋を造りました。
日本のマンションは収納不足
既成のマンションに関して、私が最も不満に思うのは収納が少なく、どの家庭にも当たり前にあるものの置き場所すら確保されていないことです。布団はどこに仕舞うの?(日本には四季があるから押入れは必ず必要)、掃除機はどこに置くの?(毎日ホースを取り外すのは面倒くさい)、電子レンジはどこに置くの?、キッチンの分別ごみはどこに置くの?、洗面所は収納しなければならないものが山ほどあるのになぜ1坪しかないの?。本や雑誌は、文房具は、書類は、家電製品などの取扱説明書はどこに仕舞うの?、季節家電はどこに仕舞うの?。
収納をテーマにしたリノベーション
そこで、私は収納の充実をリノベーションの最大のテーマとして掲げ、これでもかというほどに収納を設置しました。
もちろんそれは単にスペースを確保するということではなくて、適材適所の収納が充分あるということです。押入れはもちろんあります。掃除機は掃除グッズ専用収納に、電子レンジ置場をきっちり確保し、キッチンの分別ごみは引き出しに隠し、洗面所には洗面用品・ヘアケア用品はもちろん、バスタオルだってバスマットだって着替えだっていくらでも仕舞えます。リビングには大容量収納を造りました。すべてのものがきちんと収まるべきところに収まるというのはなんて気持ちのいいことなのだろうと現在毎日のように思います。
また、愛猫(雑種オス)のためにはキャットウォークを造りました。飾り棚を兼ねた猫用の階段を上った天井近くが彼の最もお気に入りの場所です。