北欧家具や北欧風のインテリアが日本で人気になって、ずいぶん時間が経ちます。いまや、「北欧風」は定番インテリアと言っていいでしょう。
けれど、定番ではありながら「北欧風って、結局、何?」と思う人も少なくないのではないでしょうか。
定義があるわけではありません。なにしろ「風」なのですから。
すべて北欧の家具や小物やインテリアを“北欧ブランド”統一できればよいのですが、それは多く人にとって、現実的な選択ではないでしょう。
それより、もっと簡単に、低コストで、北欧風にする方法を紹介していきたいと思います。
北欧家具がなくてもできる北欧風のインテリアコーディネート
そこで私がお勧めしたいのはあくまで『風』と割り切った、「気軽な北欧調のコーディネート」です。
北欧風の家具を、まずはよく観察してみましょう。そうすれば、「色使い」などに特長があることが、誰にでもわかるでしょう。
北欧風の特長
「かなりカラフルで、ポップで、けれどそれは原色ではなく中間色、それらをにぎやかに組み合わせた、全体として落ち着いたコーディネート」ということです。
それともう1つ、「ナチュラル素材にこだわったインテリア」です。
このポイントさえ押さえていれば、何も高価な北欧家具を買わなくても、「北欧風インテリアコーディネート」はできるはずです。中間色を好むというところは、日本と似ています。北欧インテリアが日本で人気なのは、実は感性が似ているからかもしれません。
北欧の人気ファッションブランド「マリメッコ」のデザインを見ても、かなり思い切った配色、デザインです。けれど、その色使いに「節度」があるために、サイケデリックな印象とは無縁。そこが日本の色使いと似ていると思うのです。
北欧風インテリアの特長
インテリアの基本は自然素材。中心にあるのは、やはり「木」です。特に白木の自然な風合いが北欧インテリアのベースを言っていいでしょう。
私がお勧めしたいアイテムは、園芸用品の「ラティス」。ふつうは屋外で使うものですが、一種の間仕切りとして、ラティスに北欧風の柄の布を巻いて使うのです。ほかのパーテーションに比べ、ラティスは格安。自然な木の素材ですので、布を垂らしただけでもおしゃれな間仕切りが出来ます。ラティスに麻布(あさぬの)を巻くだけでも、おしゃれなパーテーションになります。もちろん、北欧風の布を使えばベターです。
お部屋に植物でより北欧風!
最後に、そんな北欧調に作ったリビングに似合う観葉植物を2つ。
それは「シェフレラ・アングスティーフォリア」と「フィカスアルテシーマ」。ポップなところのある北欧のインテリアに対応する、ポップな観葉植物です。
高い北欧家具などを買い揃えなくても、ちょっとしたコツで北欧風は作れます。今家にあるものなどを見直して、あるものを使ってチャレンジしてみると良いでしょう。
最終更新日:2014年6月2日