地方の持ち家に住んでいます。飼い猫が一匹います。基本的には、室内で飼うスタイルで過ごしています。外に出ることもありますが、外に出るときは、人間の管理下でしか外に出ません。この飼い方になってからは、病院に行くのは、予防接種と健康診断だけです。室内飼いにしてからは、病気と怪我を全くしなくなったので、経済的にも楽になりました。
病気や怪我をしなくなったことで、猫自身も楽になった感じも見受けられます。でも、出入り自由スタイルから、室内飼いになってからは、やっぱりストレスが溜まるようです。外を自分の意思で自由に歩く楽しさを知っているからだと思います。
猫の鳴き声を抑える工夫
病気と怪我のない生活になって、猫自身も体は楽になったけれど、精神的にはストレスが・・といった感じは見ていて伝わってくるものがあります。やっぱり、鳴き声を上げることがあったからです。
鳴き声を翻訳すると、多分、「外に出たい。一人で自由に歩きたい。」という具合かもしれません。このテンションの鳴き声になると、何をやっても鳴き続けてしまっていました。
年に2回程脱走することもありました。長年、室内飼いで暮らしているので、脱走に成功しても、今更、外に出て一人で遊んでも怖いからか、出入り自由時代の記憶との感情が一致しないようで、30分程度で帰宅しては、ゼイゼイ言いながら腰を抜かして休んでいました。この感情のギャップも、鳴き声につながっていたのかもしれません。
それからは、鳴き声の対策を練るために、しばらく猫を静観していました。
家の中で、寝床を確保する動きをしているときに猫を観察していると、どうも、家の猫は、寝床の場所に自分の中での流行があるらしい。ということを発見しました。今日は、あの人の部屋で寝る、今日はこの人の部屋で寝る。という具合に一緒に寝る家族の部屋を定期的に替えて、気分転換しているようです。いろいろな部屋で、高さのある場所を好んで、寝床を確保しています。
ある程度、やりたいようにやらせることで、鳴き声が止んだことに気が付きました。このことを発見してから、寝る場所を探す態勢に入っているときは、多少行儀の悪いことをしても、叱らなくなりました。
室内飼いにしてからは、自宅の事務机に上っても、すぐに叱らずにしばらく様子を観察して、ある程度やりたいようにやらせるようになりました。そこでどうやら、やっぱり寝る場所に流行があるらしいと、気がつきました。事務机で寝たいの?そうですか、どうぞ。とベッドを机の上に差し出すことで、鳴き声が止みました。
寝る場所に猫のなかで流行があると気が付いてからは、食器棚の上やタンスの上や自宅の事務机の上など、ある程度高さのある場所の全てに猫ベッドを完備しました。猫の習性の高いところが好き、を家中に実現した寝床を確保したことで、鳴き声がおさまりました。
猫の鳴き声は、そのときによって色々な意味があると思ったので、猫の鳴き声の原因を探るために猫を静観したことから、鳴き声の抑止につながりました。まずは、鳴き声の原因を探ることが、鳴き声解決の糸口になると思いました。