3年前に新築した我が家の、一番のポイントは、光天井です。
光天井とは本来、天井の全体または一部に、ガラスなどの板を張り、その内側に光源を設置する照明の一種で、天井自体が光を発しているように見えるものです。
我が家の場合、天井全体、とまではいきませんので、リビングに取り付けるシャンデリアの代わりとして、天井の中央部分に、光天井を用いることにしました。ちょうど、天窓のような雰囲気です。
部屋を広く見せるのに光天井がおすすめ!
なぜ光天井にしたのかと言うと、少しでも空間を広く、天井を高く見せるためです。
天井に吊るすシャンデリアは、吊るす分だけ、どうしても天井が低く見えます。吊るさないタイプのシーリングライトでも、多少は天井からの丈があり、やはりその分天井高を食われます。
天井そのものが照明の光天井なら、上記のように空間の高さを縮められるということはありません。
光天井の仕組み
造作も、それほど難しいことをするわけではありません。
まず、ボックスをひっくり返した形態を天井に埋め込むように造り、箱の底の部分(一番高い部分)に普通の蛍光灯を取り付けます。天井の面の位置に、蓋の部分を作り、その蓋に、気に入ったガラスをはめ込むのです。蛍光灯を取り替えるときは、その蓋を開け閉めするというわけです。もちろん、蓋の鍵はなくさないようにしなければなりません。一生のお付き合いです。
蓋は、一枚のガラス板では、重力に負けてしなってくる心配がありますから、職人さんに、全体をいくつかのパーツに分ける木枠を作ってもらい、一つ一つのガラスパーツは、あまり面積の大きくないものにします。いわゆる、建具窓の状態です。
分け方は、デザインの見せどころですが、たとえば極端な話、田の字型に区切って4パーツにしたとしても、種類や色の違うガラスをはめ込めば、とてもお洒落に見えます。
やや不透明なガラスの方が、中の照明器具が透けて丸見えにならないので良いのですが、我が家の場合は、気に入った透明な色ガラスの裏に、ホームセンターなどで売っている、ガラス窓に貼る目隠し用のシートを、パーツごとの形に切って、内側から貼り付けました。
それで照明器具の目隠しにもなるし、適度な照度が保てます。
新築でなくても施工可能!
ちなみに、後から聞いた話ですが、普通の天井で出来上がっている場合でも、後から工事が可能だそうです。
ひし形を中心に、比較的オーソドックスな形にパーツ分けした我が家の光天井ですが、電気を点けるたび、上からステンドグラスの光が降り注ぐような感じになり、うっとりするほど綺麗です。
強度の問題さえしっかり考えて、事前に職人さんと相談すれば、シャンデリアの豪華さも兼ね備えた、空間を広く見せられる、素晴らしい照明方法だと思います。
ただ、部屋の空間の広さ、採れる光天井の面積の大きさ、によって、その空間に必要な照度が変わってきますから、そこはデザイナーさんの意見などを聞いて、場合によっては、追加の照明、例えばダウンライトとか、別の形態の照明が、必要になるかもしれません。
どんな小さな光天井でも、やはり個性的で、高級感も出ますから、私は光天井にして正解だったと感じています。
通常のライトから、光天井に変えることが可能なので、お部屋を広く見せたい!という方は、是非参考にしてみてくださいね。
最終更新日:2013年10月25日