我が家がオール電化になるにあたり、キッチン回りも変貌を遂げました。ガスから電気へ変わり、うちの母親は喜んでいたのを覚えています。ピカピカのキッチンに食器洗い乾燥機、今まで使った事のない器具が目白押しで、ワクワクしていたのを今でも思い出します。5年前の出来事です。
キッチンをオール電化へリフォーム!ガスとの比較
さて、5年間使ってきたわけですが、なるほど、いい面と悪い面が見えてきたので、ここにまとめたいと思います。
電気の利点
・お湯を沸かすとよく分かるのですが、早いです。熱をもつのが早いといえばいいのでしょうか。目玉焼きとかすぐにできます。
・掃除は比較的楽です。ガスみたいにこびりつくこともないですので、毎回料理後に拭けば大丈夫です。
・火を使わないので、かなり安全です。鍋がないと熱くならないし、消し忘れ防止で勝手に消えるので安心です。
・安い。調理のことだけで見ると、ガスより時間はかからないので、安いといえるでしょう。
電気の欠点
・火の調節がとても難しい。利点でも書きましたが、熱をもつのが早いのであっという間に焦げてしまったりすることがあります。オムライスを半熟トロトロいい具合に仕上げるまで、私は1ヶ月研究しました。私が料理下手なせいもあるかもしれませんが…。ガスなら一発で火の強さが分かりますが、IHだとゲージ表示なのでどのくらいの火加減かぜんぜん分かりません。それと、土鍋が使えません。
・時間がかかる料理(煮物など)には向かないです。なぜか。もうお分かりでしょう。焦げるからです。うちは薪ストーブの上でコトコト煮ていますが、IHでは焦がします。まぁ、私が料理が下手なんでしょうけどね。
・うちの祖母はオール電化になった瞬間に料理をしなくなりました。難しくて使えないそうです。確かに…。そこまで考えなかった。
結論
以上を総括すると、火加減の問題さえクリアできれば、オール電化のほうが経済的にも管理的にもいいといえるのではないでしょうか。しかし、ガスのほうがおいしい料理が作れるだろうと5年目にしてしみじみ思います。カレーとか…ガスのときのほうがおいしかったなぁ。家族の意見も同様で、ガスのほうがよかったと言っています。ただ、母親だけは普段から使い慣れているし掃除も楽なのでオール電化にして良かったと言っています。確かに、料理のレパートリー増えたし、料理好きになった気がすします。
なので、本当に料理が好きな方はガスのほうが言いと思います。家に高齢の方がいて、そういう人が料理をする場合もガスのほうがいいです。
でも、小さいお子様がいたり、長い目を見て考えたら、IHにしてみてもいいと思います。火が出ないというのは本当に安全です。火事のリスクや怪我のリスクが減ります。ただ、初期投資はかかります。
オール電化にする前によく検討を
オール電化にしたら後戻りはできません。私は、多少不便なところはありますが、オール電化(IH)にして良かったかなと思っています。皆様も、私の言葉が参考になるか分かりませんが、こんな体験をした人がいるということで、見ていただければ幸いです。
最終更新日:2013年12月9日