5年ほど前に結婚するにあたり、実家の全面リフォームをしたものです。
全面リフォームというと、色々な資材を選択するのがなにしろ大切な作業なのですが、我が家の場合、水まわりの設備をとことんといっていいほど検討しました。
水回りの設備とは、浴室、洗面所、キッチン。
この3つのグレードの如何によって、リフォーム全体の料金が左右されるといわれるほど、
水回りの設備にかかる経費は大きく、また比較的安いものから、非常に高価なものまで、価格の幅が大きいものなのです。
その分、水回り設備は、リフォーム後の住宅の住み心地や使い勝手を左右します。
主婦であれば多くの時間を過ごすキッチン。
浴室もまた、1日のリラックスを満足した気分で過ごすか、もうちょっとああすればよかった…という気持ちで入浴するかで、その価値が変わってきてしまいます。
もちろんお金が絡むものなので、出せる金額によっても選べるものは違いますし、
我が家も無尽蔵にお金がある家ではありませんので(笑)
選べる範囲内で、最も納得できるものを選びました。
そのためにたいへんだったのは、お金のことよりもむしろ、気に入ったものを見つけるためのショールームの見学です。
色々なメーカーのショールームを毎週のようにはしごし、気持ちが折れそうになったこともありますが、
最終的にリフォームが終わった姿をみて、後悔しないためには
ショールームを巡り、気に入ったものを探すしかないということも、確かです。
この労力は惜しまないことをおすすめします。
なお、水回りにお金と時間をかけた一方で、壁紙など、小物については
天井材は無地のものを選ぶ、ビニールクロスの一番安いもので貼るなど、それなりの節約も行いました。
場所によっては、物入れの中など、クロスを貼らずに済ませたところもあります。
削れるところは削って…というスタイルです。
おかげで、安くとはいかなかったリフォームですが、食事は毎日気持ちよく作れ、入浴も(浴室にこだわったのは私ではないのですが)高い満足度を保っているようです。