結婚にあたり、実家を全面リフォームしました。
当時実家は築30年を越え、間取りも含めて両親同居で結婚生活を送るには不向きでしたので、
リフォームに踏み切りました。
工務店ですが、私が建築業界(建材メーカー)で勤務していたこともあり、
会社で評判のよかった、大手新築業者が持っているリフォーム会社に依頼しました。
これについては今となっては、他社で相見積もりにしなかったことを本当に後悔しています。
私自身は、経験のある上司その他から、施工に信頼がおけるとして紹介された業者でしたので今でも信頼していますが、
家族からは、この業者は他社に比べて高かった、同じレベルでも安そうなところがたくさんある…と今でも言われてしまいます。
建築業界にいた私から見ると、施工費が高いのは正常な作業をしていれば当然のことなのですが、建築業界に身を置いたことがなければ、業者を買いたたくような安い工事をしている工務店でも安ければいいんじゃないのか、と思うようですね。
とはいえ、施工の中に削れるものがあったかもしれないのは事実で、これについては
他社の目線を入れなかったことを後悔しています。
デザインや間取りについても、1社からの複数提案の中から検討しましたが、
他社の提案、他のデザイナーの提案というものがあればもう少し変わっていたのかも、
少なくとも現在に至って、「もっといいプランがあったに違いないわよ」みたいなことを
家族から言われなくても良かったのにな、と思います。
家族からも言われますし、やはり自分でも、他の人の見積もりを見ればよかった、他の人の意見を聞きたかった、という気持ちが今もあります。
後あとの感情面を考えても、1社の提案で決めることなく、
2社以上の詳細な見積もりが少なくとも全面リフォームにおいては、絶対に必要だったと今では思います。