部屋の音漏れを防ぐ防音方法。

防音はどんなご家庭でも気になる問題かと思います。特に音楽をしている人にとってはご近所づきあいや家族への迷惑なども考えると、絶対に無視できない問題ですよね。どんな楽器でも、防音部屋でないと音漏れをする可能性があります。

部屋の音漏れを防ぐ方法

音楽

そんな音漏れを防ぐ方法を紹介したいと思います。ステップとしては、まずどれほど漏れているのか確認する、そして防音対策を取る。再度音漏れの具合を確認する…といっやステップになります。

この最初にどれほど漏れているかを確認しないと、どれが効果があったのか、実際に対策になっているのかがわからないので、最初の事前確認はしっかり行いましょう。

音漏れの確認

私の場合はギターをひくのでアンプから出る音が外に漏れていないかをまず調べるとろからはじめました。

人の耳の聴こえ方には人それぞれであり、それが大きい音なのか小さい音なのかという基準を見つけるのが難しいと思います。

そこで防音したい部屋の外、例えば廊下や対象の部屋の隣などにボイスレコーダーや携帯電話のボイスレコーダー機能で録音をして、対象の部屋で音楽を鳴らします。そして音楽の音量をどんどん大きくしていきます。

自分が聴くに堪えるぐらいの音量で大丈夫です。ある程度大きくするところまで出来たら録音したものを聴いてみましょう。防音する前ですから、当然対象の部屋の近ければ近い場所ほど流した音楽の音量も大きく入っているはずです。

それでは防音対策をしましょう。

音の漏れる隙間をふさぐ

まず防音したい部屋の壁に隙間などはありませんか?

特に柱と壁の間などに隙間が出来やすいと思うのですが、まず壁のすぐ隣に柱がある場合は柱にボンドがつかないようにマスキングテープを貼りましょう。

そしてその壁が砂壁であれば砂壁用のボンドがありますし、壁紙クロスならそれ用のボンドがありますので、対応するボンドで隙間を埋めてみましょう。

この時、パテを利用して隙間にボンドを詰め込むようにするとより隙間に入りやすくなり、結果埋めやすくなります。この作業は外側にも隙間がある場合は同じように柱などにマスキングテープを貼ってからボンドを使って埋めましょう。

扉の隙間をふさぐ

次は防音したい部屋の扉の隙間です。

住友スリーエムというメーカーの玄関ドア用戸あたり波型テープを使いましょう。

このテープは扉が収まる柱の部分ではなく扉の蝶番がついているところの側面に貼ると効果的だと思います。

またこのテープはエアコンの冷気や暖房を逃がさない効果もあります。ここまで出来たら、また上記と同じように録音をしてみましょう。

どれだけ音量が下がりましたか?まだまだ音量が気になりますか?

壁の音漏れを防ぐ

気になる場合は次は有孔ボードとウレタンマットを導入しましょう。

この二つは壁に利用するのですが、壁と柱の間に3~4cmの幅がある場合です。有孔ボードはある程度壁に合うようにその大きさのものを数枚合わせて買いましょう。

ウレタンマットも壁に合うようなものを買えばいいのですが、ウレタンマットはカットしやすいのでとりあえず壁を埋めれるぐらいの枚数を買いましょう。

CBジャパンというメーカーのジョイントマットというウレタンマットはその名の通り、隣のマットとジョイント出来るように凹凸がありますので、カットの作業を減らす事が出来ます。

その二つが用意出来たら、有孔ボードを対象の部屋の壁にとりあえず立てかけましょう。次は柱との間に幅があるところに合わせてウレタンマットを立てかけていきましょう。

壁全てを埋めるように立てかけていくのですが、ウレタンマットの隣り合わせになる部分はジョイント部分があるので楽です。凸がある方はカットしましょう。

壁にぴったりウレタンマットが収まるように必要あればウレタンマットそのものをその都度カットしますが、収まる分より微妙に大きめにカットするとピッタリ収める事が出来ますし、無駄な隙間が無くなります。

ここまで大変ですが、部屋の壁そのものをいじる必要が無く簡単に壁の厚みを作る事ができます。この状態でまた上記のように録音するとボンドで隙間を埋めた時より効果が耳に表れるはずです。必要あれば床にもウレタンマットを敷き詰めましょう。ウレタンマットはカットが出来るので楽です。ぜひ、お試しください。

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GeorgeKunさん/父母/奈良県
公開日:2014年2月21日
最終更新日:2014年4月15日