3LDKの自宅兼オフィスで仕事をしています。仕事場とプライベートが一緒だと、なかなか住み分けが難しく、休んでいても仕事をしているように、仕事をしていても休んでいるような状態になってしまうことも。
そんな状態を変えてくれるのが、部屋作りです。しっかりと両者を分けることで、オンとオフのある
家で仕事をする人のための部屋づくり
自宅で仕事をすることの一番のむつかしさは、仕事をしすぎないことと、怠けすぎないこと。
私は仕事をしすぎて疲れきってしまったり、なまけすぎて仕事が手につかなかったりと、自宅兼オフィスのダメなケースをどちらも地で行っていました。このままではいけないと思い一念発起、お部屋を大々的に模様替え。今ではすっかり快適な環境です。
仕事とプライベートを分けた部屋作り
まず、オフィススペースと、くつろぎスペースの間にあったふすまを取り払いました。
一見切り分けておいた方が良いように感じますが、切り分けていると移動が億劫になってしまい、つい、仕事のスペースにこもりきりになったり、くつろぎスペースからいつまでも抜け出せなくなってしまうのが私の失敗パターンでした。
この「行き来のハードルを下げる」作戦は大当たり。今ではメリハリのついた生活を送れています。
仕事スペースは便利で時短に
それぞれのスペースにも工夫がいっぱい。
机の両サイドにはホームセンターで購入したスチールラックを1つずつ置き、必要なものにすぐ手が届くようになっています。
スチールラックにはワイヤーが渡してあり、木製のクリップで領収書やメモなど、すぐには片付けられないものを「チョイ置き」できるようになっています。机右側のスチールラックは、デッドスペースになる最上段から物干し竿を渡し、ブティックハンガーの横棒にワイヤーでくくりつけることで、洋服掛けとして活用しています。
姿見も設置し、仕事で出掛けるための着替えは、このスペースですべて完了。プラスチックのキャスターつきチェストに仕事道具を収納してあるので、支度はほとんど、この6畳のスペースさえあればOK。
何がどこにあるか探すのはこの部屋の中で良いので、おっちょこちょいな私でも安心です。イライラすることなく色々なことに取りかかれるのは本当に快適です。
くつろぎ空間はひろびろゆとりをもって
くつろぎスペースは座椅子ソファと低反発ラグを使った床座配置。
全体的に背の低い家具を使っているので、座ると目の前に広々とした空間があるように感じます。ひと休みしたあと仕事に取り掛かるのも、動線が確保されているからスムーズです。
取り払ったふすまは収納せず、壁に立てかけることで、もう一部屋あるような雰囲気になります。意外と圧迫感を減らす効果があるので、取り外したふすまのやり場に困っている方はぜひお試しください。
家具の配置で一番大切なことは、「自分が快適に思うこと」、「自分がやりたいことをやるために必要なこと」が何なのかをしっかり感じて、それをひとつずつ叶えてゆくこだと、今回の模様替えで痛感しました。