「断捨離」この言葉を知っている方は多いと思います。この「断捨離」で人生が変わった筆者が、断捨離を始めたきっかけや実践法などを紹介していきたいと思います。
断捨離の方法
断捨離の方法を紹介する前に、まずはなぜ私が断捨離に出会い、さらに人生が変るほどの衝撃を受けたのか、体験談から聞いてください。
数年前、私はIT企業の営業として、日々の業務に忙殺されていました。
休みも少なく心と身体に不調をきたした私は、思い切って仕事を辞めて、行ったことのない場所を周ってみようと思ったのでした。大きなスーツケースで出かけましたが、都市から都市へと巡る旅では重たいスーツケースを持っての移動はとても大変でした。
断捨離を始めたきっかけ
荷物を減らそうと思い立ち「こんなヒールが高い靴、この旅では履かないな。捨てていこう」「靴下や下着も毎日洗っていれば3セットあれば十分、よれよれのものは捨てよう」と物を一つ一つ捨てながら旅を続けていきました。
そんなことを繰り返していたら、スーツケースの荷物が半分になってしまいました。そしてスーツケースも運ぶのに不便なので、旅の途中イギリスの安宿で出会った旅人に譲ってしまいました。
日本に帰ってきたときはバックパック1つ、とても身軽になって帰ってきました。その時、今までに味わったことのない解放感を感じたのです。
その日から私の断捨離が始まりました。
もともと聞いたことがあった断捨離という言葉を思い出し、本を買って実践し始めました。仕事が忙しい時期は片付ける時間すらなく床も見えなかった私の部屋が、すっきり、シンプルな心地いい空間に生まれ変わったのです。それまでは部屋に人を呼ぶこともなかったのですが、いつ友人が来ても大丈夫という自信があります。
断捨離とは
さて、私の暮らしを変えた断捨離とはいったい何なんでしょうか。断捨離の意味を簡単に説明すると以下のようになります。
- 断=外から入ってくるいらないものを家に入れないこと
- 捨=そのままですが、不要なものを捨てる
- 離=物からの執着から離れる
断捨離はもともとはヨガの考えだったのですが、やましたさんが「片付け術」として広めていきました。物を捨てるだけが断捨離ではありません。物と向き合い、厳選した物と暮らしていくうちに様々な執着心からとき離れていく、それが断捨離だと言います。
断捨離の実践方法
私流、断捨離の実践法を紹介します。
はじめに今日のテーマを決めましょう。「今日はバッグ靴の断捨離をするぞ」と思ったら、家中からバッグ、靴をすべて集めて1箇所に並べてみます。意外と物は点在しているものです。1箇所に集めることで総量が分かり、こんなにたくさんあったんだと気づきます。
まずは「1年以上出番がなく、これからも使いたくないもの」をゴミ袋へ入れてしまいましょう。かかとが擦り切れたブーツ、色があせたバッグなどがこれに該当すると思います。これらは捨てるのにも抵抗がないと思います。
次に「キレイだし、まだ使えるけど趣味じゃないもの、サイズが合わないもの」をピックアップ。例えば、もらい物のバッグや通販で買ったサイズが合わないパンプスなど。これらを捨てるのはもったいないと思ったら、リサイクルショップに持ち込んでもいいです。
ただしリサイクルショップが近くになかったり、忙しかったりすると「いつか持っていこう」と結局部屋の片隅に置かれてしまうので、そういう場合はもったいないですがゴミ袋に入れてください。時間と労力をかけてもたいしたお金にならないことも多いです。それなら不要なものに場所をとるより、今すっきりさせたほうがいいです。
そして最終段階。それを身に着けることで、自分がうきうき、わくわくしたり、自分を素敵に見せてくれると思うアイテムだけ残しましょう。これでお気に入りのものだけが残ります。お気に入りのものばかりだと、毎朝アイテムを選ぶのも楽しくなりますよ。
書店にも断捨離の本はたくさん並んでいますので、興味を持った方は詳しく調べてみてください。断捨離はあなたの人生を変えてしまうかもしれませんよ。皆さんも是非ぜひ試してみてくださいね。