何故か、ステンドグラスが好きです。
ステンドグラスと言えば、教会のイメージを持たれるかもしれないし、自分もステンドグラスと言えば最初に思い出すのは教会です。しかし、教会が好きでステンドグラスを好きになっている訳ではありません。
洋風なしゃれた家、雰囲気、喫茶店、洋画のワンシーンといった瞬間的イメージに魅力を感じているのだと思います。
そんな思いから、妻にステンドグラスの製作を勧めたところ、ステンドグラス工房の見習いになり、仕事をするまでになりました。
そんなステンドグラスがふんだんに使われた、こだわりの家のお話をします。
ステンドグラスの家
自宅を新築した時は未だ妻はステンドグラスの製作は出来なかったし、ステンドグラスを念頭に新地住宅の内装を考えた訳ではありません。妻が、ステンドグラスの腕前を上げた頃に、我が家にステンドグラスを入れるとするならば、どこが良いか考えました。
そこで、玄関ホールから居間に入るドアに目を付けました。
ドアには長方形のスリガラスが2枚入っています。そのガラスをステンドグラスにするならば、多分そのような住宅をどこかで見たような気がしてきました。玄関に入って、居間の方を見ると、カラフルに輝く所が少しだけある。ちょっと御洒落に見えるだ
ろうと想像しました。
そこで、妻にステンドグラスの製作を習いながら、自分で製作することにしました。設計図から、ガラスの選択まで自分でしました。妻に指導された所は、ガラスのカットの仕方です。
イメージとしてはグランドから上に行くに従い、緑、青空をイメージして制作しました。最初の作品としてはとても満足しています。
夜の暗い玄関ホールにスリガラスから居間の明かりが漏れているのも良いけれど、ステンドグラスから漏れるカラフルな光は心をウキウキさせてくれます。我が家に訪問してくれた方は誰一人として、ステンドグラスが素敵だと褒めてくれた人はいません。しかし、誰に褒められずとも自分としては非常に満足しています。
2枚目のスリガラスもステンドグラスにする予定ですけれど、素晴らしいデザインが思いつかないので、もう少し後になると考えています。
こちらは居間側から撮影したもの。
実際には階段部から撮影していますけれど、この玄関ホールは階段があり、トイレがあり、居間からとこのホールからのツーウエイで台所・風呂に行けるとても機能的なホールです。居間の明かりが、ステンドグラスを通したのと、スリガラスを通したのと、その魅力の差が明らかにおわかり頂けると思います。
玄関ホールの照明を点灯させた状態です。玄関にもステンドグラスランプがあるので、一部その光が入っています。ドアは玄関とホールの間の引き戸です。