何かを試すときは、その物の背景や歴史を知っていると、より深く入り込めたり、自然と愛情がもてます。アロマも非常に古くから世界の各地で使用されてきました。そんなアロマについて深く知ってみましょう。
アロマの歴史を知って理解を深めよう
アロマの起源は大変古いです。日本で一般的になったのはここ10年くらいですが、有史以来人間にとって植物は欠かせないものでした。原始人の時から花は飾りとして使用されていたのでその時から花を愛する心が備わっていたとかんがえられます。今回はアロマの歴史について語っていきたいとおもいます。
古代文明エジプト
古代文明のエジプトでは死者をミイラにするという習慣がありました。死後の世界と魂のよみがえりを信じていてミイラにはフランキンセンスやミルラという植物が防腐剤として使用されていました。かのクレオパトラもバラをこよなく愛したことはよく知られています。神殿ではよく薫香(お香の一種)が使用されていたいと言われています。オリーブ油などで植物を漬け込んでオイルを作っていました。
新約聖書
新約聖書のキリストの誕生にはイエスに黄金、乳香、没薬(アロマの原型の一種)を捧げられたと言われています。乳香と没薬は主に薬としての意味合いが大きかったようです。今でも乳香と没薬はアロマオイルとして広く利用されています。
古代ギリシャ・ローマ
古代ギリシャ・ローマでは医学で主に植物が使用されていました。「植物誌」という本が出版され研究がなされていました。ローマ帝国では「マテリア・メディカ」という書物が出版され植物や動物、鉱物を薬理・機能上から分類し中世・近代ヨーロッパやアラビア世界にも影響を与えたと言われています。古代ローマでは香油を塗っていたと言われています。一般市民に至るまで香りを楽しんで使っていたのです。
古代ギリシャ・ローマ東西の交流
ヨーロッパで遠征が行われるようになり、交易が盛んになりその時にハーブや植物や行き買うようになったと言われています。交流がきっかけで医学が発展し世界史にも紹介される有名な医学者も登場しました。
アロマテラピーの誕生
アロマテラピーはフランスで誕生しました。科学者ガットフォゼが火傷のをした際にラベンダーの精油をかけたのが始まりだと言われています。アロマテラピーは当時はヨーロッパでは薬として使用されていました。20世紀にフランスの軍医バルネ博士が芳香療法を著しました。
現代のアロマテラピーはイギリスで起こったホリスティック・アロマテラピーで様々な著名人により大衆化されました。日本でもアロマテラピーの協会があり学術史などがあり最近は大衆化されつつあります。
今回はアロマの歴史について書かせていただきました。少し歴史と聞くと難しいですがアロマの起源を知ることでよりアロマに親しみを持っていただけたらと思います。賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶという言葉があるように歴史を知ることは大切なことです。さわりだけでも勉強してアロマの良さを少しでも知ってもらえたらと思います。