結婚をしてしばらくして子供もできたころに、一戸建て物件を購入しようという話が出てきました。
確かに一戸建て物件のほうが子育てもしやすいでしょうし、周囲に騒音などであまり遠慮をしなくてもいいだけの距離感ができるようになります。
またあまり子供が大きくなってきますと、そちらのほうにお金が必要になってきますから、まだ幼い時期に住まいのことを決めておかないとタイミングを逃していつまでも賃貸で暮らすことになりかねません。
会社の今後の状況も確認したところ、どうやら仮に転勤をしなくてはならないようなことがあったとしても、住まいから通勤できる範囲に配慮があるとのことでした。
会社としても、どちらかというと家族がいてしかも一戸建て物件で暮らす社員のほうが、守るべきものが多いわけで、仕事にも熱心に取り組むだろうと一定の評価にはなるとのことでした。
そこで安心して一戸建て物件の購入することにしました。
新築なのにフローリングの異常
ちょうど暮らしていた賃貸と同じエリアで分譲物件が多く出る時期になっていたので、割と手ごろな販売価格のものも目に付くようになっていました。
今後のことを考えて、買い物に便利なことやまだ少し早いのですが学校への通学がしやすい物件を購入しました。地元では有名なハウスメーカーの建てた物件なので、信頼して購入をしました。もちろん契約前には住まいを内覧して、不都合なところがないかの確認も済ませておきました。
引越しを済ませて新たに始まった暮らしなのですが、すぐにフローリングに異常を感じました。
キッチンの付近のフローリングが波打ってきたのです。
新築物件ですから、丁寧に扱っていますから、床に水をたびたびこぼすようなことはありません。それでもフローリングがおかしいというのは、水回りの配管にトラブルがあるということなのでしょう。このまま放置していれば、さらに悪化してくることが予想されたので、すぐにハウスメーカーに連絡を入れました。
住まいの引き渡しは住んでいるとはいえ、実際に暮らし始めてからすぐにわかった異常ですし、まして水回りの確認は使ってみないとわからないものです。幸い、トラブルに対して素直にハウスメーカーも修理に応じてくれました。
しかし本来なら新築一戸建てで気持ちよく始まった暮らしが、いきなりトラブルですからどうしてもハウスメーカーへの不信感は残ってしまいました。