猫を3匹飼っています。賃貸のペット可のアパートで、一人暮らしです。猫は完全に室内飼いです。
3匹中2匹の猫は、子猫の時から飼っているのですが、そのころから爪切りを嫌がって大変でした。たまに遊びに来てくれる家族に手伝ってもらって、1人が脇腹を支えて空中にぶら下げ、1人がおもちゃで気をそらし、私が爪を切るという、なんとも重労働でした。
しかも、それが嫌な記憶として残るのか、ますます抱きかかえられたり足を触られるのを嫌がるようになってしまいました。
猫の爪切り対策
かといって、放っておくと、あちこちで爪をとぐわ、油断したときに背中に飛び乗ってきて涙が出るほど痛いわ、ちょっと遊んでいたら爪が当たってけがをするわ、と大変です。一応、爪とぎはいつも置いているのですが、そこ以外でも気に入った場所があれば爪をといでしまう生き物なので、いくら溺愛しているとはいえ、賃貸住宅を借りている身には憂鬱です。
一人暮らしなので、人手のために毎回家族に来てもらうというのも、あまり気が進みません。さらに、家族が来ると嫌なことがあるというイメージなのか、大人になったのか、人見知りをするようになったのか、あまり近寄ってこなくなりました。これは、来るほうとしても面白くないです。
しかし、爪切りのためだけに、いちいち動物病院に連れていくのもちょっと……と抵抗があります。3匹連れていくのも楽ではありません。寝ている間に、そっと切るようにしていましたが、基本的に足を触られるのを嫌がるので、1,2本切ったところで逃げてしまいます。低めの壁には爪とぎ防止シートを張りましたが、正直全部をカバーするのは難しいので、猫が気に入ってしまったところを重点的にカバーしてみたものの……根本的な爪切りをしたほうが、傷は防げる気がします。
そこで、最近編み出したのが、この方法。ごほうび大作戦。
1匹は非常に食いしん坊なので、ご飯をねだりに来るたびに、抱き上げて足を触るようにしました。それから、ご飯。最初は嫌がりましたが、しつこく続けるうちに慣れてきたようです。抱き上げた状態で足の爪を2,3本切ってからご飯、ができるくらいまでになりました。
そして、もう1匹はあまり食に対してこだわりがない上に、運動神経が良いのでもっと厄介だったのですが、遊び好きな性格を利用することにしました。遊び道具を用意して、抱き上げて足を触ってから、遊ぶ。できそうだと判断したら、爪を切ってから、また遊ぶ。ひたすらこの繰り返しです。爪切りに時間はかかりますが、嫌がって暴れたり逃げ回ったりする状態からすると、とてもスムーズです。
3匹目はもともと野良だったので、警戒心が強すぎて今はまだ難しいのですが、ブラッシング好きを利用できないかと企み中です。
つまりは、爪を切ったら良いことがあると学習させてしまうということですね。私も肉球がぷにぷにできて、一石二鳥です。完全室内飼いの場合、どうしても問題になりがちな猫の爪とぎ&爪切り。良かったら、このごほうび大作戦、お試しください。