猫の多頭飼いで気をつけるべきこと

私は、最大で5匹の猫を飼ったことがあります。一軒家ですが、拾った子3匹、もらった子1匹、いつの間にか家に入ってきた子1匹です。家族4人に猫5匹。他の動物もいましたから人間より動物のほうが多かったです。
そのうち兄弟が2匹です。こうなると人間関係ならぬ、猫関係があります。それに人間が気付いてうまく調整することが
大事です。仲が良い悪い、無関心、いろいろありますので・・・。

多頭飼いにおける猫関係

tatoukai

兄弟はあまり気にしなくてもよいです。たまに強いほうが弱いほうをいじめていることがありますが、きょうだい喧嘩はあまりひどくない限り見守っていても構いません。ですが、その後、負けたほうが他の「他人猫」に八つ当たりすることがあります。それは気をつけてみておいたほうがいいです。八つ当たりがはじまったら引き離すことです。

また、猫の間にも「派閥」があります。寝床にその派閥が出てきたりします。「一等地」の寝床は強い派閥のが占領してたりします。喧嘩がはじまらない限りはそっとしておいたほうがいいですが、たまには弱い立場の猫を気にかけておいたほうがいいでしょう。あくまでさりげなくのほうがいいです。猫はわりと嫉妬深いから「ひいき」されるとすねます。

あと、多頭飼いで心配なのは病気です。家飼いならあまり心配はありませんが、地方や農村で家の外へ出入り可能にしている場合は、外から病気をもらってきます。野良猫や他の家の猫の病気がうつります。少しでも様子がおかしい場合はすぐにお医者さんへ連れていきましょう。放っておいたら同居猫に次々と感染します。そうなると家族総出で猫をお医者さんへ連れていかなければならず、大変です。予防注射もできれば大きなゲージで2匹ずつくらい連れていけば、時間が節約できます。お医者さんと相談して計画的に行きましょう。

それから、家飼いやすべてオス猫であっても去勢は必要です。オスは喧嘩をしたり、あちこちへオシッコをかかける行為をするからです。子供を産まないという理由でオスを好む人が多いですが、去勢をすれば、メスのほうが性格がおだやかで、キレイ好き、賢いのでしつけやすいという利点があります。私は片方の性別ばかり飼ったことはありません。混合型ですが、やはりメスのほうがしっかりしていて「お姉さん」的なところはあります。それは人間も猫も変わりありません。

最後に他の動物と飼う場合です。犬、鳥、ウサギ・・・。これは種類が違うので細心の注意が必要です。犬は頭がいいのでよほどのことがない限り悪さはしませんが、犬にふざけて追いまわされて、木から落ちて死んでしまったかわいそうな猫がいました。だから犬にはよく言いきかせなければなりません。逆に猫に言い聞かせなければならないのは、小鳥です。小鳥は猫の狩猟本能を呼び起こすので危険です。必ず猫の届かないところに鳥かごを置きましょう。抱っこして遠くから猫に鳥を見せるのはよいですがあまり刺激するとよくありませんので、その部屋は猫が出入りできないようにしたほうがいいです。

それからいちばん気をつけるのが金魚類です。これは言うまでもありません。
ここまで多頭飼いについてざっと書きました。多頭飼いは、1匹だけに比べると猫にも人間にも楽しいことがたくさんあります。総じて、長生きする猫が多いですよ。

スポンサーリンク
ニャン花子さん / 兵庫県
公開日:2015年1月16日