最近、自然素材を活かした手作りランプシェードにハマっています。
お家の雰囲気を簡単に変えられますし、照明1つでお部屋のランクがグッとあがる感じがします。参考にしてみてくださいね。
粋で楽しい手作りランプシェード
手作りといってもそんなに難しくありません。用意する材料は次の通り。
材料
1.和紙。色、質などいろいろあったほうがいいです。百均へいけば安く手に入りますが、私の場合、近所に和紙工房があるので、そこで作っているコウゾ屑の浮いた渋い風合いの物を好んで使います。
2.糊。障子用の糊です。お湯で薄めて使います。
3.骨。自然素材にこだわるならツタを手に入れたいところですが、もちろん針金でも何でもいいです。
4.その他。骨を止める番線や鋲。
こんなところです。
和紙などは、大きな文具店や画材や、専門店、ネットショップなどで買うことができます。
作り方
作り方は簡単。
1 骨組みを作ります。これは、かぶせるランプのサイズに合わせてお好みで作ってくださいね。床に置くタイプなら以下のようなタイプや、ただの四角もかわいいですよ。
2 骨組みができたらそこへ和紙を貼っていくだけ。
3 ライト、照明にかぶせます。電気をつければ柔らかい紙を通した光になりますよ。
他にも、作り方はいろいろ。
風船を使って作るランプシェード
子どもたちのお気に入りは「骨なしランプシェード」。風船を型枠にして、ちぎった和紙を貼っていくだけです。糊が乾いたら、針で風船をパンッ! はい、できあがり。
紅葉をつかったランプシェード
この季節になると、山へ行ってモミジを拾ってきます。それを薄い和紙でサンドイッチにして貼り付けます。夏なら押し花なんかもいいですよ。
凝り具合にも寄りますが、制作費は1台200円くらいで「え、これ手作りなの?」と驚かれるくらいの物ができますよ。最近、手作りランプシェードが流行っているようなので、書籍やネットでチェックしてください。
通常のランプに飽きたら手作り光源を!
今年は「光源」にも凝ってみました。最初はホームセンターで買った格安のスタンドを流用していましたが、「どうせなら、光源も自然素材にこだわってみよう」とふと思いつきました。でも、ロウソクじゃああまりにも芸がない。よく時代劇で見るような行灯を作ってみようと思いました。
といっても、そんな難しいものではありません。燃料は天ぷら油で十分。行灯皿も刺身皿です。問題は火を灯す「灯心」です。
行灯(あんどん)・ランプなどの芯。灯油に浸して火をともすひも状のもの。綿糸などを縒(よ)り合わせて作る。
ものの本によると、こよりでも代用できるそうですが、「そもそも、本物の灯心ってどういうものなんだ?」と好奇心が湧きました。そのものずばり「灯心草」という草の芯らしいのですが、これがどこにも売ってません。店員さんに「灯心ってなんですか?」と聞かれる始末でした。
いっそアマゾンに頼ろうかなあと思った矢先、ふと閃いてお仏壇屋へ行ってみました。店員さん曰く「灯心?…あ、あれね!」となにやらマッチ箱くらいの箱を店の奥から引っ張り出してきてくれました。年に1,2度需要があるそうで、店員さん自体も何に使うものか知らなかったそうです。
そんなわけで、その夜は家の電気をOFFにして、行灯明かりのみで過ごしてみました。手作りランプシェードが、天井にゆらめく光の輪を描いて幻想的(煤もつきましたが)でした。なにより、昔の一家団欒ってこんな感じだったのかなと考えさせられました。
灯りには心を落ち着かせたり、あたたかい雰囲気にしてくれる力があります。是非、手作りのランプシェードで素敵な時間を過ごしてみてくださいね。
最終更新日:2014年6月2日