ペットの里親になる方法と注意点

ペットの里親になる方法と注意点をまとめてみました。これからペットを飼おうと思っている人の目に届けばと思います。

ペットの里親になる方法と注意点

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引き取りに適している時期

猫の引き取りは、生後2ヶ月前後からが適切な時期になります。生後30日目から60日目が離乳期なので、引き取りは離乳期後が望ましいです。それまでは、母猫のもとで保護しながら心身の発育をすることがベストです。

知人や友人から譲り受けて里親になる

知り合いから猫を譲り受けると、安く手に入れることができることもあります。場合によっては、ただで猫を手に入れることも。普段付き合いがあるからこそできることですが、知人から猫を引き取る場合には注意点がいくつかあります。

ペットをもらってから、先天性の病気や障がいがあることが分かったときに、知り合いだと言いにくいということがあります。引き取る前にはどんな猫なのか、ということも情報収集しておきましょう。早い時期に死なせてしまうことで、関係が悪化することもあるからです。できれば直接出向いて、普段の猫の様子を確認しておくことがベストです。

トラブル予防のためには、事前の情報収集が重要です。人間関係の悪化は、引き取る前の情報収集次第でいくらでも防ぐことができるからです。

ネットで里親を探す

ネットでは常時、里親になってくれる人を募集しています。「猫 里親」「捨て猫 里親」「猫 里親 募集」などの関連ワードで多くの掲示板が見つかります。

この関連ワードに、自分が住んでいる地域や都道府県名を入れて検索しても、里親募集の団体を簡単に見つけることができます。

ネットで里親募集をかけている主催者には、さまざまな団体があります。活動団体によっては、里親になるための条件があります。HPでよく確認しておきましょう。疑問点は必ず事前に先方に問い合わせて解決しておきます。後で話が違うということにならないためにも、分からないことがあったら、必ず確認しておきましょう。

個人や団体によっては、猫の里親になる条件として、猫の引取後の様子を撮影して、一定期間報告するという条件がついていることもあります。

譲渡の謝礼について

謝礼を気にする方もいますが、一般的には、猫の里親になった方が先方に現金の謝礼をする必要はありません。規定がない愛護団体などに謝礼をしたいときは、菓子折りやペットフードや猫のおもちゃが主流になっているので、この辺りを相場にすると良いでしょう。

個人間でのやりとりの場合は、謝礼に交通費を支払うケースもあります。規定のある保護団体の場合では、ワクチン代と去勢手術代、避妊手術代を払って譲渡するところもあります。

保健所からもらう

保健所では、毎年多くの犬猫が殺処分されています。環境省では、平成25年度の保健所の猫の殺処分数を、99,671と公開しています。同じく平成25年度の猫の返還・譲渡数は、16,320です。猫を飼う予定がある方は、保健所から引き取ることで救える命もあるので、是非ご一考を。保健所の犬猫も、里親を募集している写真が掲載されていることもあります。

動物愛護センターでも、譲渡会を開催しています。

自治体によっては、譲渡の条件が厳しいこともある。逆に、里親の受け入れを増やすために、条件が緩い保健所もあるので、まずは近くの保健所のHPを確認するか、電話で引き渡しの条件を問い合わせてみましょう。ペットを飼うことが初めてだ、ペットを飼うことに慣れていないというような人は、保健所は止めた方がいいという場合もあります。

理由は、初心者の場合には、もらおうとしている猫にどんな行動傾向があるのか、ということに関して予測することが不可能だからです。保健所からの引き取りは、犬猫を飼うことに慣れている人に向いています。はっきりと言ってしまえば、問題行動のある犬猫もなかにはいる。というのが保健所の犬猫の現状だからです。

動物病院の里親募集からもらう

動物病院で里親を紹介してもらえることもあります。動物病院に里親募集が出されていることもあります。動物病院で紹介してもらうことのメリットは多いので、オススメの選択肢です。

先生が猫の健康状態を把握できているので、飼育に関するアドバイスを受けることができる点は、動物病院を介しての里親募集のメリットです。基本的には、先生が信頼している人でなければ紹介しないので、その点も動物病院が紹介する里親は、安心につながります。

猫を引き取ったらやること

特に野良猫の場合は注意が必要で、寄生虫や伝染病に感染していることもあります。野良猫ではない場合でも、先住猫が居る場合は、新しい猫を動物病院で健康診断をしてもらうまでは、できれば先住猫とは別室で過ごすようにします。

別室が無理であれば、健康状態が確認できるまではせめて、迎えた猫をケージから出さない工夫も必要です。新しい猫を迎え入れたらすぐに、動物病院で健康診断をしてもらうことが大切です。

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この記事は編集チームが作成しました。
公開日:2015年4月29日