お手がる手縫い・まつり縫いとコの字とじ・コの字縫い

手縫いの基本です。いずれも、縫いしろ始末に使います。細かいほど、いいというわけではなく、均等な縫い目で美しく仕上げましょう。
縫い始めと縫い終わりの玉どめは<手縫いの基本その1>参照してください。

慣れると早く縫えるようになりますので、最初は、時間をかけても丁寧にやりましょう。縫い目のサイズを整えること、まっすぐ縫うことを
目標にしましょう。チャコペンシルなどで印をつけて縫うのをオススメします。しつけのときは、縫い目の間隔は大きくて1cmくらいでも大丈夫です。

まつり縫い(ななめまつり)

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手前の生地に裏から針を通します。大体、3~5㎜のところです。糸はしは玉どめにしてください。

縫い幅は5~10mm程度のピッチ(間隔)

奥の布を少しだけすくって縫います。布の厚みに対して半分。表に縫い目が出ないくらいです。これが「半肉(はんにく)すくう」

手前の生地に①のように裏から針を通します。①~③の繰り返しです。

コの字とじ・コの字縫い

縫い代を折り、つき合わせて縫う縫い方です。通常は、縫い目の間隔は、5mm程度のピッチ(間隔)でOKです。縫い始めと縫い終わりの玉どめは<手縫いの基本その1>参照してください。袋ものの返し口を閉じるときにつかいます。

これは、あまりなじみのない縫い方かもしれませんが、覚えておくと、ちょっとレベルアップ。服の修理にも使える縫い方です。

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縫い代の折り山をつき合わせて、①~③の順番で、カタカナのコの字の形のように縫い合わせる。

ポイント★
①~③はとにかく直角に、針を運んでください。糸は、一気に引かずに、少し縫っては、ひく。引きつれないように、様子を見て、力を加減してください。縫い終わりに一気に引くと糸が切れます。

縫い方に不安な場合は、はぎれで縫い方を練習して、馴らしてから、作品に取り掛かりましょう。

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レインボーベアさん
公開日:2014年10月9日